投資令嬢 1961年　監督：枝川弘　 主演：叶順子　野添ひとみ　大瀬康一
キャンパスライフを彩る紺のツーピース （物語） 大学の投資研究会に所属するチズ子(叶順子)。持ち上がる縁談話にも目を向けず株に熱中していたのだが…。 山一證券が協賛、財テクＰＲをからませたラブコメディ。叶順子が気が強いながらも恋愛にはちょっとピュアな女子大生を明るく演じているのが楽しい。可愛らしくも頼もしいキャラの野添ひとみもヨイ。 この映画の公開当時は大学に女子学生が増えだした頃で「女子大生亡国論」など世間の注目を浴びていた時代。投資に商売にとアクティブに活躍する女子大生三人娘というユニークな設定もこういう世相を反映したものと思われる。 藤間紫＜大好き！＞、渥美清など脇役陣の配役も光る。	水色の半袖ニットと濃紺のツーピースの叶順子。結婚式シーンで出てくるのがこの組み合わせだが、冒頭の株式相談のシーンや卓球をするシーンではインナーのニットが、東野英治郎宅のシーンではニットはなしでツーピースのボタンを閉じた状態で映る。 この映画での叶順子や野添ひとみのファッションはツーピースやジャケットなどが多く、当時の女子大生らしいファッションを楽しめるのだが、よくよく観ると同じジャケットを違う服との組み合わせで着たりしていて、今のファッション雑誌の「着まわしコーデ１ヵ月特集」のよう。
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