女房学校 1961年　監督：井上梅次　 主演：山本富士子　叶順子　朝丘雪路
キャリアウーマンの奥さまは白い帽子がお似合い （物語） 深夜三人の妻たち(山本富士子、叶順子、朝丘雪路)の元にそれぞれ電話が。知らない女の声で「ご主人は浮気をしている」と告げた…。 のっけのタイトルバッグから♪女房なんて、みんな見栄坊で欲っぱり〜♪と軽快なコーラス。そして３組の夫婦が交差するコミカルなドラマがスタート。豪華な俳優陣を見事に料理する、井上梅次らしい明朗で都会的な風刺コメディ。 個人的には、旅館を切り盛りする女傑肌の山本富士子に対し金魚マニアの学術肌森雅之のカップルが一番好きかも。何しろいつもは二枚目の渋いおじさま役の森雅之が黒ぶち眼鏡のオタクを演じ、ムショにぶち込まれるわ山谷の宿に泊まるわ。こんな朴訥なヒョウヒョウとした役もまたヨイ。 キャラの異なる３人の奥さまファッションも楽しめるし、河辺公一の音楽がステキでドラマを盛り上げる。 不倫？まさか？なちょっぴりスリリングな展開も、そしてマダムＸは誰？＜ま、バレバレですけど＞なぜそんなたくらみを？な謎…も楽しみつつ、軽ーい気持ちで映画のリズムに身を浸す心地よさを味わっていただけたら。
	テレビディレクターとして華々しく働く朝丘雪路は白い大きめハットにノースリーブのワンピース。水玉の生地にペパーミントグリーンのレースを真ん中にあしらっていてさわやか。大きく開いた胸にウエストはベルトでキュッと締めセクシーでグラマラス。 一方叶順子の奥様ファッション、ベールの帽子に黄色いワンピース、白い帽子と白いスーツに赤い手袋とネックレスなど、愛らしいコーディネートが見受けられる。
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